欧米の標準治療を取り入れた動物医療
当動物病院では、獣医療の先進国である欧米の標準治療をベースとした診療を心がけています。即ち、海外の専門医による最新の治療情報に常時アクセスできる環境が整っており、それらの情報を基に、診療方針を立てたり、実際に欧米の各分野の専門医に直接相談することもあります。
副作用のない選択肢を探して
たとえ標準的な治療法であっても、副作用が完全に回避できるわけではありません。副作用をできる限り抑える処方を心がけていますが、薬を処方される飼い主様の中には、「うちの子、大丈夫かな…」と不安を抱いたことがあるのではないでしょうか?
私自身もそのような気持ちを持ち、ペットの健康維持のために、副作用の心配が少ない代替手段を探していました。
冬虫夏草に注目した理由
古来より冬虫夏草は、その希少性と効果から高貴な存在とされてきました。秦の始皇帝が不老不死を求めて好んだとされ、あの楊貴妃も愛用していたという言い伝えが残るほどです。
私がペット用サプリメントとして冬虫夏草を選んだ背景には、数々の海外文献の調査があります。冬虫夏草にはさまざまな種類が存在し、それぞれに含まれる成分が異なることが分かりました。その中でも特に注目すべき成分が「コルジセピン(cordycepin)」です。コルジセピンの含有量こそが、冬虫夏草の価値を大きく左右する重要な要素だと私は考えています。
コルジセピンの価値と薬機法への配慮
冬虫夏草に含まれる成分の中でも、コルジセピンは特に注目すべき存在です。免疫力のサポートに有用であることは、様々な研究でも明らかです。ただし、コルジセピンがペットの健康維持に具体的にどう役立つかをここで詳しく述べると、日本の薬機法に抵触する可能性があります。なぜなら、冬虫夏草はあくまで「サプリメント」であり、「医薬品」ではないからです。
現在ではスマートフォンひとつで情報収集が可能な時代です。ご興味のある方は、ぜひ「コルジセピン」「冬虫夏草」などのキーワードで調べてみることをおすすめします。
Cordyceps militaris の圧倒的なポテンシャル
冬虫夏草には複数の種類がありますが、その中でもCordyceps militaris(コルディセプス・ミリタリス)は、コルジセピンの含有量が極めて多いことで知られています。私はこの事実に注目し、冬虫夏草の選定にあたって、Cordyceps militarisを中心としたサプリメントの企画を進めることにしました。
これまでにも主に欧米の論文を精読し、情報を収集してきました。研究の多くは人間やマウスに対するものですが、そこから得られる知見は、イヌやネコといったペットにも応用できる重要なヒントとなります。
ドクターコーディPRO:免疫力の向上が期待できる ペット 用 冬虫夏草
「冬虫夏草」という言葉は、多くの方が一度は耳にしたことがあるかと思います。繰り返しになりますが、この冬虫夏草は、かつて秦の始皇帝に不老不死の妙薬として珍重され、楊貴妃も愛用していたという伝承が残る、歴史ある伝統的な漢方素材です。
冬虫夏草の成分の中で免疫力を向上させると期待できるものとしてはβ-グルカン、コルジセピンがあります。ドクターコーディPROは、この冬虫夏草の中でも、免疫力の維持や向上を期待できる「コルジセピン」に着目し、企画されたペット用サプリメントです。
コルジセピンは冬虫夏草特有の成分で、特にCordyceps militarisに豊富に含まれています。私は本サプリメントの開発にあたり、生産元に依頼して子実体のコルジセピン含有量を実際に測定しました。なぜなら、冬虫夏草の価値を決定づけるのはまさにこのコルジセピンの含有量だと考えているからです。
冬虫夏草は栽培方法によって成分量に差が出るため、安定した品質管理と有効成分の可視化が、この製品のこだわりでもあります。
私はこれまでに、冬虫夏草に関する特に海外の論文を読み込んできました。その多くは人やマウスを対象にした研究ですが、そこで得られた知見はペット、特にイヌやネコにも活かせるものだと確信しています。
このような理由から、私は以下のようなペットに対してドクターコーディPROをおすすめしています:
- 免疫機能をサポートしたいイヌ・ネコ・その他のペット
- 慢性的な健康不安を抱えるペット
- 体重管理を気にしているペット
- アレルギーや敏感肌の傾向がある子
- 高齢で体力が落ちてきたペットたち
冬虫夏草の原種と現代の選択肢
本来「冬虫夏草」とは、中国・チベット地域などに生息するオオコウモリガの幼虫に寄生して発生するOphiocordyceps sinensis(オフィオコルディセプス・シネンシス)という菌種のみを指していました。この種は、極めて貴重で収穫量も限られ、近年は乱獲の影響で希少価値がさらに高まり、価格も高騰。市場には偽物が出回るほどの状況になっています。
そこで注目され始めたのが、「サナギタケ」とも呼ばれる Cordyceps militaris(コルディセプス・ミリタリス)です。実はこの菌種も、古くから滋養強壮に効果があるとされ、使用されてきた歴史があります。近年の研究によって、Cordyceps militaris(コルディセプス・ミリタリス)は、オフィオコルディセプス・シネンシスに比べてコルジセピンの含有量が圧倒的に高いことが明らかになってきました。ある研究では、約3倍近くの差があることも報告されています。
このような背景から、本当に選ぶべき冬虫夏草は、Cordyceps militarisであるという結論に至りました。
イヌの乳腺腫瘍と避妊手術のタイミング
イヌの場合、4頭に1頭が乳腺腫瘍になると言われています。免疫力はさまざまな病気に関与しており、乳腺腫瘍もその一例です。あなたの大切なペットは、避妊手術を受けていますか?
当動物病院では、予防の観点から、2回目の発情が来る前に避妊手術を行うことを推奨しています。これにより乳腺腫瘍の発生率を大きく下げることができます。
ただし、発情前の手術は若齢期の麻酔リスクや未発達な身体への影響もあるため、私は1回目の発情を確認した後の手術をおすすめしています。
また、ネコでは1歳未満の避妊手術で乳腺腫瘍のリスクが大幅に軽減されるという報告もあります。
早期発見のために、日々のふれあいを
腫瘍を含む多くの病気は、免疫力の低下と密接に関係しています。
中でも、皮膚や乳腺にできるしこりは、日常的に触れてあげることで早期発見できる可能性があります。
当動物病院に来られる飼い主様の中には、「ここにしこりがあるんです」と自ら発見して来院される方も多く、それは普段からスキンシップを大切にしているからだと感じています。
特にイヌの場合、あなたの大切なペットが避妊手術を受けていない、または、発情が2回以上来てから避妊手術をしたときに注意するべきことがあります。それは乳腺腫瘍がないか早期発見のため、少なくとも6歳からはあなたのペットの乳腺(通常左右に5対あります。全部で9個しかないかもしれませんが。)を時々優しく触ってしこりがないか積極的に確認することをお勧めします。こうした積み重ねが、ペットの健康と長寿を支える力になります。
食の安全にも気を配る ― 添加物フリーのおやつを
日々の生活の中で、ペットの健康維持には食の選び方も重要です。
とくに市販のジャーキーなどには、発色剤として「亜硝酸ナトリウム」が使用されていることがあります。この物質は、発がん性があると言われています。
私たち人間も、ベーコンやハム、ソーセージなどを通じて自然と摂取しています。もちろん、食品衛生法で定められた微量な量なのでしょう。しかし、体の小さなイヌ、ネコなどのペットにとっては微量でも影響が出やすいと考えられます。
だからこそ、私は日常的に与えるペット用ジャーキーは亜硝酸ナトリウムが入っていない無添加のものを飼い主さんにお勧めしています。
冬虫夏草の栽培方法による違い
現在、Cordyceps militarisの栽培には大きく分けて二つの方法があります:
- 蚕に菌を植え付けて栽培する方法
- 穀類に菌を植え付けて栽培する方法
中には蚕に菌を植え付けて生産する方法の方が生きた蚕が菌に抵抗するため、その免疫過程でコルジセピンが多く生産され、その方法でないとだめだという情報もあるようです。しかし、私が調べた限りそのような事実はありません。昔はそういうこともあったのかもしれません。しかし、現代の栽培技術においては、穀類に菌を植え付ける方法の方が、安定して高いコルジセピン含有量を実現できると私は判断しています。ただし、どちらの方法が「良い・悪い」ということではなく、あくまで栽培環境や技術により差が生じるというのが私の見解です。
従って、本製品は虫の殻などを含まず、穀類培養で製造されているため、見た目や味に敏感なイヌやネコにも比較的与えやすいのが特徴です。実際に、苦味もなく、キノコのようなコクとうまみがあるため(ヒューマングレードなので、実はドクターコーディPROを私は実際に服用しています。しかし、ドクターコーディPROはペット用のためペットのみにお与えください)、グルメな子でも問題なく食べてくれることが期待できます。
冬虫夏草にどれくらいのコルジセピンが入っているのかご存じですか?
動物も年齢を重ねるごとに免疫力が低下し、それがさまざまな病気に関与していることは、獣医師として日々感じています。
ドクターコーディPROは「薬」ではありませんが、免疫をサポートすることを目的とした冬虫夏草の漢方サプリメントです。だからこそ、病気の予防や健康維持を考えるタイミングで、なるべく早く取り入れてほしいと思っています。
なお、製品名「ドクターコーディPRO」は、冬虫夏草の学名である「Cordyceps(コルディセプス)」の英語発音に由来しています。
日本では「コルジセプス」「コルディセプス」とも表記されますが、より本来の発音に近い「コーディセプス」をもとに、「ドクターコーディ」と名付けました。これは、プロとして品質と信頼性にこだわったサプリメントであることを象徴する名前でもあります。
本製品「ドクターコーディPRO」に含まれるコルジセピンの量は、私が独自にリサーチした結果、多いと判断できます。これは、コルジセピンの含有量を多く生産できる会社を選んで今回このペット用冬虫夏草ドクターコーディを企画したからです。
商品ページの上部には、ドクターコーディPROに含まれるコルジセピンの推定量が表示されています。今後も当動物病院で測定して商品にする予定です。ただし、冬虫夏草は自然由来の農産物であり、含有量は増加/減少する可能性はありますのであらかじめご理解ください。
人間用サプリメントと同等の品質 ― ヒューマングレード
ドクターコーディPROに使用している冬虫夏草の原材料は、100%人間用サプリメントとして栽培されたものです。つまり、すべて「ヒューマングレード」の素材で構成されており、ペットにも安心して与えられます。
さらに、着色料・保存料・香料などの添加物を一切使用せず、完全無添加の100%冬虫夏草です。しかも日本国内での生産にこだわっています。原材料の安全性と、製品としてのクオリティの両立を追求しました。
他社製品と比べてみてください
現在、市場に出回っているペット用冬虫夏草製品の中で、「その製品の中にどれくらいのコルジセピンが含まれているのか」を明確に示している製品はほとんど存在しません。ドクターコーディPROは、コルジセピンの推定含有量を表示しており、信頼できるサプリメントとして自信を持って提供しています。
たとえば、ここで表示されている100gあたりに表示されているコルジセピン量が○○gだとすれば、実際に販売しているドクターコーディPROは25gですので、100gの1/4の量が含まれていることになります。ただし、キノコ由来であるため、一定のばらつきがあることから「推定値」として表記している点はご理解ください。
現役獣医師による無料カウンセリングのご案内
当動物病院では、「冬虫夏草ドクターコーディPRO」を継続的にご購入いただいているお客様に対して、メール等による無料カウンセリングを行っています。これは、実際に当院に通っていただいている飼い主様と同様に、大切なペットに向き合う姿勢に応える取り組みです。
「かかりつけの病院はあるけれど、他の獣医師の意見も聞いてみたい」と思ったことはありませんか?ドクターコーディPROをご購入のお客様には、冬虫夏草のことだけでなく、ペットに関するさまざまなお悩みに対応可能です。
欧米の最新治療情報をベースに、できる限り根拠のあるアドバイスを心がけています。動物医療は保険診療ではないため、病院によって方針にばらつきが出やすいこともあります。だからこそ私は、アメリカの大学附属動物病院での研修経験や、欧米の専門医の情報を診療に生かし、広い視点でアドバイスするよう努めています。
なお、この無料カウンセリングは、当院に実際に来院されている飼い主様と同様の対応水準を保つため、原則として3回以上の継続購入をされた方を対象とさせていただいています。
獣医師として、ペットの健康維持にドクターコーディPROをおすすめします
日々の暮らしの中で、「愛するペットに何か良いものを与えたい」「免疫力をサポートしてあげたい」と感じている飼い主様も多いのではないでしょうか。
そうした想いに応えるために、私は冬虫夏草のペット用サプリメント「ドクターコーディPRO」をおすすめします。
この製品を通して、あなたの大切なペットと、1日でも長く健やかな時間を過ごしていただきたいと心から願っています。
その他、健康に不安がある、体重の増加が気になる、肌が敏感、あるいは年齢を重ねてきた――
そんなペットにもドクターコーディPROの免疫サポートは力を発揮できると私は信じています。
ペットは私たちにとってかけがえのない家族。その健康を見守る選択肢のひとつとして、ぜひご活用いただきたいサプリメントです。
当動物病院には、高齢や持病などの理由で手術を希望されない飼い主様も来院されます。
「それでも何かしてあげたい」「少しでも良い状態を保ってほしい」――そんな気持ちにお応えするために、私は冬虫夏草のサプリメントによる免疫ケアをご提案しています。
手術を終えたばかりのペットや、体への負担を抑えながらサポートしたいときにも、冬虫夏草は安心して取り入れやすい選択肢となり得るでしょう。
ドクターコーディPROは、毎日の健康を支えるパートナーとして、イヌ、ネコやその他のペットの免疫力を後押しする存在です。
特別なときだけでなく、日々の健康管理に取り入れることで、あなたの大切なペットが「いつも元気 ずっと一緒!」に、そして笑顔で過ごせる未来につながると信じています。
参考文献
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